動作・行動 SIG
本日も動作・行動SIGは活動しました。実技を中心におこなってきましたが、今日は講義です。内容は「Frailty」です。
今日の講師は3年目の小栢(おがや)です。彼は地域貢献委員会が主催する板橋区の住民を対象とした「出前体操教室」などもおこなっています。行動変容、予防理学療法などを得意分野とし、昨年札幌で開催された第1回 日本予防理学療法学会において「精神疾患患者に対する活動量計を用いた理学療法介入」を発表しています。
Frailtyとは、衰弱、筋力低下、活動性低下、認知機能低下、精神活動低下など健康障害を起こしやすい脆弱な状態のことを指します。こういう状態に陥らないよう、定期的な運動が必要です。また、その運動の量や質が大切であるということを再認識しました。私たちは「自立」を目指すだけでなく、「自律」を目指す必要があるのです。そしてそのためには、運動の効果判定をするための適切な評価が重要ですね。
Frailtyとは何か、みんな少しずつですが理解をしていたようです。講義後も積極的に質問が出ていたので、聞いていた自分も満足です。楽しかったです。
次回も小栢が「行動変容」に関して講義をします。その前に、足部の触診があったでしょうか。自分の「立位姿勢の制御機構」もあります。また、こちらで報告できればと思います。
石井達也