外部講師の勉強会
理学療法士にとって「歩行分析」は切っても切れない関係にあると思っています。歩行は問題を包み隠さず、介入の手段を提供してくれるまさに情報源。そんなことを帰宅途中の電車内で考えています。
さて、今日は業務後に外部講師の方に勉強会をしていただきました。講師は了徳寺大学の盆子原秀三先生です。テーマはもちろん「臨床に役立つ歩行分析」です。
盆子原先生は「観察による歩行分析」の共訳者であり、臨床歩行分析研究会でもご活躍されています。私の学生時代の恩師で、そのご縁もあり毎年当院にて歩行分析に関する講義をしていただいてます。
歩行分析において重要なことは、トリックモーションの原因がどこに潜んでいるかだということを再認識することができました。見抜くポイントは「縦の関係性」ですね。各関節で生じている逸脱動作という点と点を、線で繋げることを心がけたいと思います。その積み重ねが自分の中での多様な分析パターンの形成となり、画一的な分析を免れるわけです。
今日の勉強会は33名のPTが参加しました。この講義を受けて何人のPTが明日から実践していくか、楽しみですね。
お忙しい中、また授業後の遅い時間にも関わらず快く講師を引き受けてくださった盆子原先生に感謝申し上げます。ありがとうございました。
石井達也