全国学術研修大会in沖縄に参加して
こんにちは。広報担当の小栢です。
先日、第51回 日本理学療法士協会 全国学術研修大会 in 沖縄 へ参加してきました。
全国学術研修大会は、全国各地の著名な先生方の講演を拝聴できるもので、私は今回初めて参加させて頂きました。
今大会では、以前から私が興味を持っていた予防分野の講演もいくつかありました。
その中でも今回は、沖縄メディカル病院 副院長 吉田 貞夫先生の講演についての感想を述べさせていただこうと思います。
タイトルは
「リハビリテーションにおける進化型栄養サポートの必要性 〜フレイル、サルコペニア、認知症と向き合って、アウトカムの改善へ〜」
吉田先生は医師の視点からリハビリテーションについて述べていました。
特に、認知症に対するサポートとして、リハビリスタッフとして栄養面に気づきを持つことの重要性について述べられていました。
私自身、認知症に対するリハビリテーションには難しさを感じることが多分にあります。
それは、ADLにおける改善率があまり高くないことによるものだと考えられます。
チームアプローチとして、栄養状態や体重、口腔機能などについても評価していくことで、フレイル、サルコペニア状態にあるより運動療法の効果を高める必要があると確認することができました。
近年の学術集会などでは、フレイル、サルコペニア、認知症などの予防分野についての研究発表が増加傾向にあるように思います。
実際に今大会でも多くの予防についての講演がありました。
それだけ関心が高まっている分野であり、解決を求められている分野だと感じています。
また、これまで私が興味をもっていた分野でもある、行動変容や認知行動療法などについても講演の中で触れている講演がいくつかあり、改めてその必要性や重要性を再確認することができました。
当院においても、さらなる予防分野に対する関心をもち、介入や研究を進めていく必要があると、今大会を通して感じました。
今回は長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
部門責任者より - イムス板橋リハビリテーション病院 理学療法部門HP